2016
03/17
木
ケース①「マニュアルくん」
彼は、公務員予備校でバッチリ「GD対策」を学んだのか、段取り上手でした。スタート時に司会を買って出て、時間経過もチェックし、好感が持てました。しかしディスカッションが進んでも、他の受験者の発言を復唱するばかりで、自分の意見が出てきません。これでは「他者に、自分の意見や経験を提供する」という大切な姿勢を欠いていました。
また議論が行き詰まっても、他の受験者に発言を促すばかりで「視点を変える提案力や突破力」を欠いていました。一方、段取り上手だったが故に、結果的に「マニュアル感」が増幅されてしまいました。
→【反省点】
GDでは「自分の意見・経験をグループ(疑似組織)に活かす姿勢」が問われ、GDの段取り力(司会力)は二の次です。特に社会人枠の場合、受験生の経験に期待して採用する訳ですから、入庁後にその経験を活かす力量をアピールすべきです。個人的な意見としては、司会よりも、意見を考える余裕がある「無役」の方がお得だと思います。
GDでは「自分の意見・経験をグループ(疑似組織)に活かす姿勢」が問われ、GDの段取り力(司会力)は二の次です。特に社会人枠の場合、受験生の経験に期待して採用する訳ですから、入庁後にその経験を活かす力量をアピールすべきです。個人的な意見としては、司会よりも、意見を考える余裕がある「無役」の方がお得だと思います。
ケース②「トンチンカンさん」
彼女は、ハキハキと発言する元気な受験生でした。GDテーマである「選挙権が18歳まで拡大されるに際して、18・19歳の投票率を向上させる政策を考えなさい」について、積極的に発言していました。ディスカッションが進む中で「大学に期日前投票所を設置しよう」という意見が出ました。その際、彼女は「期日前投票のシステム※」を誤解していたようで(=知識の欠如)、トンチンカンな発言をしました。他の受験生が誤解に気付き、助け船を出したものの、彼女は、そのまま突き進んでしまいました(=修正できない性格)。
彼女は、ハキハキと発言する元気な受験生でした。GDテーマである「選挙権が18歳まで拡大されるに際して、18・19歳の投票率を向上させる政策を考えなさい」について、積極的に発言していました。ディスカッションが進む中で「大学に期日前投票所を設置しよう」という意見が出ました。その際、彼女は「期日前投票のシステム※」を誤解していたようで(=知識の欠如)、トンチンカンな発言をしました。他の受験生が誤解に気付き、助け船を出したものの、彼女は、そのまま突き進んでしまいました(=修正できない性格)。
→【反省点】
「知識の欠如」は、誰にでもあり、ディスカッションの中で修正して行けば問題ないと思います。しかし、修正できないと「頑固なイメージ」が際立ち、「扱いづらい=一緒に仕事したくない」という評価になりかねません。
「知識の欠如」は、誰にでもあり、ディスカッションの中で修正して行けば問題ないと思います。しかし、修正できないと「頑固なイメージ」が際立ち、「扱いづらい=一緒に仕事したくない」という評価になりかねません。
一方で「知識の質」も低いと困ってしまいます。彼女の場合、期日前投票どころか「投票そのもの」も経験が無かったように見受けられました。選挙は世の中の関心事ですし、何より行政の重要な仕事の一つです。公務員としての資質を問われますので、最低限「選挙制度」は、理解することが望ましいです。
特に今年は「選挙年」ですので、GDのみならず、教養試験や論文試験でも選挙について問われる可能性があります。なぜ選挙年かは【今年は選挙年!教養・GDで「18,合区,アダムズ」】で、ご確認ください。
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