2016
01/22
金
【そこで「地方版総合戦略」がオススメ!】
「地方版総合戦略:※」は、会社であれば「事業計画・中期戦略」に該当します。これは、2015年度に全国ほぼ全ての自治体(都道府県~市町村)が作成し、自治体が抱える「課題・現状・未来推計・今後の政策・目標」等を分かりやすく記載しています。
「○○(自治体名) 総合戦略」で検索すれば、すぐに確認できます。多くの自治体では、HPに総合戦略の全体版(30~150ページ程度)・概略版(2ページ程度)・住民説明版(10ページ程度)を掲載しています。
その自治体(≒面接官)が認識している課題を、正確に把握できます。また複数の自治体を受験する場合、一つの自治体の総合戦略を読みこむと、他の自治体の総合戦略を読んだ際に、自治体間の違いが鮮明になります。
【オススメの取り組み方】
STEP①「全体版」を全ページ印刷し、じっくり読む!
→ページ数が多いですが、グラフや写真、図表が多いので、苦になる分量ではありません。
STEP②人口推計・現状をチェック!
→全体版では、前半に「2050年までの人口推計」「現状の課題(例:少子高齢化、生産年齢の減少、産業空洞化、交通問題)」の分析が記載されています。これを理解しておくと、街特有の状況・論ずべき内容が見えてきます。また面接やGDの際に「総合戦略にも載っていた事ですが…」と発言すると、勉強していることをアピールできます。
STEP③政策に「批評」を書き込む!
→全体版では前半の分析を受け、後半に「今後の政策・目標」が記載されています。是非、気になった政策に「マーカー&批評」を書き込みましょう。ご自身の社会人経験(職業・趣味)から「何で、こんな政策?こうすれば良いのに…」という批評ができると最高です。批評=課題意識を持つ事が「社会人経験を公務員の職務に生かすヒント」になり、「自治体の職員になりたい想い」を表現しやすくなります。また、面接やGDの際に「総合戦略に載っていた○○という政策に関する仕事がしたいです…」と発言すると、志望動機・職種を明確にアピールできます。
STEP④試験前日に見直す!
→地方版総合戦略を暗記する必要はありません。気になったポイントを基に、志望動機・職種をイメージしましょう。また、論文対策に生かしましょう。そして試験前日、特に面接やGDの前日に読み返しておきましょう。
以上「4つのステップ」を実践するだけで、他の受験生との違い=差別化ができます。
※:地方版総合戦略の位置づけは、以前のブログ記事【沸騰ワード『地方創生』コレ見ないと損!(10分動画)】をクリックください。

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