fc2ブログ

働きながら公務員試験‼︎ 〜ロスジェネの転職〜

2016 01/18

経験論文の必勝法は、これ!

論文試験は、与えられた内容について記述し、文書構成力や表現力、一般常識力(漢字、誤字脱字、改行など)を問われる試験です。文章量は500〜2000字、時間は30〜120分です。問題のタイプは「経験論文」と「課題論文」の2つに分類され、問われる力や書き方が異なります。受験する自治体のHPで、どちらのタイプが出題されるかを確認しましょう。

どちらのタイプも「①結論②結論の根拠+具体例③まとめ」の3段構成が望ましいです。今回は「経験論文」について解説します。

《経験論文対策》
経験論文は「事前準備」が最も結果に直結する試験です。下記の①~③でパターンを確認し、④で示す対策を実践しましょう。

①問題例(群馬県庁 社会人経験者)
過去の職務で得た知識や経験等を活かして、群馬県職員として実施したい施策・事業をひとつ提案してください。

②問われる力
社会人経験から培った知識や行動力・コミュニケーション力も問われます。また、上記のように「能力を、入庁後にどう活かすか?」という応用力・提案力を問う自治体もあります。

③解答例(群馬県庁の場合)
1)社会人経験で得た能力を「端的」に書く
  …例:調整力・連携力
2)その能力を得た経験を「具体的」に書く
  …例:経験の背景・目的、成果、自分の役割、工夫点、苦労した点など

3)群馬県職員として実施したい「事業名」を書く
  …例:子育て支援

4)その事業で自分の能力を活かせる理由を書く
  …例:子育て支援は利害関係者が多く、連携力が必要
5)その事業が群馬県に必要な理由を書く
  …例:若年者の流出防止には、子育て支援が不可欠


④対策
【ステップ1】
受験する自治体の過去問を、設定時間内で記述してみましょう。意外と書けない事を実感してください。

【ステップ2】
どんな出題文でも共通する「経験【解答例1)~2)の部分】」を、しっかりと文章化しましょう。

【ステップ3】
誰かに「伝わる文章か?論理的か?評価できる経験か?誤字脱字は?」等のチェックを行って貰いましょう。試験は書いて終わりではありません。「採点者に正しく伝わるか?」が目的ですので、練習で添削を受けることは非常に重要です。

【ステップ4】
完成した文章を「実際に鉛筆で書くと、どれくらいの時間が掛かるか?」を計測しておきましょう。この時間が分かれば、当日に出題文に合わせたアレンジの時間が把握でき、本番で慌てずに済みます。

【ステップ5】
出題文に合わせて変形できるようイメージトレーニングをしましょう。…例:「一番苦労した経験」という出題文の場合、苦労した点を文章のメインに据えるアレンジを行う。

【ステップ6】
可能であれば、模試やお試し試験(本命以外の自治体)を受けて、実際の緊張感の中でも、しっかりと書き終える事ができるか?を確認しましょう。ここまで準備しておけば、本番で余裕を持って、経験論文を書く事ができます。

※:解答例の3)は、志望動機として面接でも聞かれる内容ですので、イメージトレーニングしておきましょう。→面接カテゴリー参照
※:解答例の4)~5)は、時事対策・受験先対策を行っておけば、スムーズに書けます。→時事・受験先対策カテゴリー参照

経験論文イラスト
スポンサーサイト



この記事と関連する記事

経験論文の必勝法は、これ!

スレッドテーマ : 公務員試験 ジャンル : 就職・お仕事

(0)TB(0)

AFTER「課題論文、自分の知識・意見を書ける?

BEFORE「教養試験、何割必要?…社会人枠の真実

COMMENT

MESSAGE

非公開コメント

Top